大型トラック・トレーラーの燃費向上は、物流コスト削減の中でも大きな割合を占める可能性があります。
そして、近年の燃料価格の高騰により、会社の利益に与えるダメージは少なくありません。
燃費向上を考える場合、車両そのものの燃費も重要ですが、大型トラックやトレーラーに架装する冷凍機の燃費の向上も検討する必要があります。
メインエンジン型(直結方式)冷凍機例
メインエンジン型冷凍機の場合、効率の良いコンプレッサを搭載し車両側のエンジンに負荷をかけないようにすれば、結果的にトラックの燃費が向上します。
メインエンジン型パックインタイプ(一体型)冷凍ユニットのTZ シリーズは、低負荷のスワッシュプレートコンプレッサを採用しています。
TZ シリーズのラインアップ
- 8~10 t 大型トラック用 TZ-1200 / TZ-1000
- 4~6 t 中型トラック用 TZ-800 / TZ-600
- 2~3.5 t 小型トラック用 TZ-400
高効率スワッシュプレートコンプレッサ(DKS-22)
サブエンジン型冷凍機の例
サブエンジン型冷凍機の場合、エンジン自体の燃費の向上も必要ですが、冷凍機の制御によりエンジンに負荷をかけなければ燃費が向上します。
例えばある一定の温度に近づいたらそれまで通りの運転をする必要がなく、低速でエンジンを回せば燃費が向上するでしょう。また、冷凍品の場合、通常-18℃で輸送しますが-16℃くらいまで庫内温度が上がっても品質に影響しません。その間エンジンを切っておけば燃料を消費しません。
また、冷凍能力が高ければ、設定温度まで短時間で到達し、エンジンの運転時間が短くすみます。 これにより燃費の改善が図れます。 サーモキングのユニットはこれらの機能を備えており、効率よく運転をして、燃費の削減に取り組んでいます。
ボディー性能も見逃せません。断熱材を厚く取れば庫内の熱が逃げにくくなります。
ドアの開閉の際外気が庫内に侵入し庫内温度が上昇します。これを防ぐためには
- ドアの開閉を少なくする。又は短時間でドアの開閉を行う。
- 保冷カーテンなどを付け冷気が逃げないようにする。
- ドアが開いたら冷凍機の作動を止めエバポレータのファンで冷気を庫内に逃げ出さないようにする。
この様に冷凍機の仕様、ボディーの仕様、冷凍機の操作が重要となります。
サーモキングは、その長い歴史の中大型トラックやトレーラーの燃費を上げる方法を研究・開発し、輸送用冷凍機において全世界で高いシェアを誇るブランドです。 さらに、世界に約800社、日本国内約200社のサーモキングネットワークによる強固なサポート体制を展開しています。大型トラック・トレーラーの燃費向上に関するご用命は下記までお問い合わせください。 製品のご購入 サーモキング ディーラー 修理・サービス サーモキング 指定サービス店 |